それぞれの言葉がいくつの音でできているか知っていますか?
最近では、小学校受験においても、言葉の「音数」はたびたび出題されています。
例えば、次の問題(図1)を見てみましょう。
![言葉の音数-解説図-1](https://www.nobilabo.com/wp-content/uploads/01a5df9aafc877c6048815a9299ecb6e.jpg)
「こい」は、「こ」と「い」という2つの音の言葉です。
「てんとうむし」は、「て」「ん」「と」「う」「む」「し」で全部で6つの音でできています。
これを○の数で表すと「こい」は2音なので「○○」、「てんとうむし」は6音なので「○○○○○○」となります。
お子さまに教えてあげるときは、鉛筆で書いてあげるのではなく、「こ・い」と、ゆっくりはっきり発音しながら、同時に手やひざを叩いてみる、あるいは指を折って数えさせてください。
「こい」が2つの音からできている、ということを理解させましょう。
次は、ちょっと気をつけたい言葉です(図2)。下の例題を見てください。
![言葉の音数-解説図-2](https://www.nobilabo.com/wp-content/uploads/50294097c4dd6dd35d2a204ad2e7f7c6.jpg)
さあ、わかりますか?
「スケート」、「チーズ」「ハーモニカ」。「ー」の伸ばす音(長音)が含まれています。
これはどのように数えるのでしょうか。
口は「ス」「ケー」「ト」の3回しか動きませんが、音の数は「すけえと」となり、4音になります。同じように、「チーズ」は「ちいず」で3音、「ハーモニカ」は「はあもにか」の5音となります。
次は、さらに、注意しておきたい言葉です(図3)。例題を見てみましょう。
![言葉の音数-解説図-3](https://www.nobilabo.com/wp-content/uploads/bc3886a1627ae840d8793ec7967391a3.jpg)
いかがですか? ちょっと考えてしまいますね。
「拗音」は、「おたまじゃくし」の「じゃ」のように、小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」の含んだ言葉で、音の数は、前の言葉とくっついて1音となります。
つまり、「おたまじゃくし」は「お」「た」「ま」「じゃ」「く」「し」で6音、「ちきゅうぎ」は「ち」「きゅ」「う」「ぎ」で4音となります。
「ラッパ」「マッチ」などの「ッ」は促音といいます。
促音はそれで1音となります。「ラッパ」は3音「スコップ」は4音となります。
これらの言葉は、幼児にはなかなか難しいので、普段からお家の人が意識して指導していくとよいですね。
受験の有無に関わらず、いろいろなものの名まえや、言葉についての様々な知識を身につけておくことはとても大切です。普段から、日常生活の中で、たくさんの言葉遊びをしながら、楽しく身につけていただきたいと思います。