Skip to content

「こぶとりじいさん」日本の民話

むかしむかし、あるところにほっぺたに大きなこぶのあるおじいさんが二人いました。
右のほほにこぶのあるおじいさんはいつもニコニコ笑っていましたが、左のほほにこぶのあるおじいさんはいつもイライラ怒っていました。
ある日、明るいおじいさんが山へたきぎを取りに行くと、突然雨が降りだしたので、ほらあなで雨宿りをすることにしました。
そして、おじいさんはいつのまにか眠ってしまいます。
しばらくして、ふと目を覚ますとあたりはすっかり暗くなっていました。ほらあなの外では、鬼たちがお酒を飲みながら楽しそうに歌ったり踊っています。
その楽しげな様子に、おじいさんもついつい鬼たちの輪の中に入って踊りだしました。
おじいさんの踊りが気に入った鬼たちは、「明日もまた来るように。それまでこれを預かっておく」と言い、おじいさんの顔のこぶを取ってくれました。

「こぶとりじいさん」のあらすじ・ポイント

  • 【おもな登場人物】
    右頬にこぶのあるおじいさん、左頬にこぶのあるおじいさん、鬼たち
  • あるところに、右の頬に大きなこぶのあるおじいさんが住んでいた。
    ある日、おじいさんが山へ芝刈りに出かけた際、夕立にあい、ほら穴で雨宿りしていると、外から何やら音が聞こえてきた。
  • そっと見てみると、恐ろしい鬼たちが酒盛りをし、音楽を奏でて宴会をしているところだった。
    その宴会があまりにも楽しそうだったので、おじいさんは思わず飛び出して、踊りだした。
  • 鬼たちはおじいさんの上手な踊りに喜び、たいそう気に入った。鬼たちは、おじいさんに明日も来るようにと言い、その「かた」にと、おじいさんのこぶを取ってしまった。
    おじいさんは喜んで家へ帰った。
  • 次の日、その話を聞いた、同じように左の頬にこぶのあるおじいさんが、自分のこぶも取ってもらおうと、鬼たちの元へ向かった。
  • そのおじいさんは宴会に参加するものの、踊りが下手で鬼たちは怒ってしまった。こぶは返すから帰れと言われ、右の頬にこぶをつけられてしまった。
  • おじいさんは、両方の頬に大きなこぶがついてしまった。

ミニ絵本をつくってみよう

ミニ絵本を開く

※ストーリーは一般的に知られているものを元に、のびラボでの編集を加え作成しています。

〈広告〉
他のお話
アンデルセン童話
イソップ寓話
グリム童話
世界の昔話
その他の昔話・童話
関連商品
〈広告〉
トップへ戻る