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「いなばのしろうさぎ」日本の神話

日本に伝わる神話のひとつ「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」は、大国主という神様の国作りにまつわる話の一部分で、『古事記』などに記されてきました。

いじわるな神様たちの荷物を背負わされ、自分も辛い状況にあるにもかかわらず、困っている兎を助けてあげた、大国主。八神姫は、その大国主の「優しさ」を信じて結婚を決めます。
いつの時代でも、人の心に響くのは「優しさ」なんですね。

国の成り立ちや歴史にも大きく関わっているとされる神話は、私たちの生きている世界の始まりについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

「いなばのしろうさぎ」のあらすじ・ポイント

  • 昔々、神様のいる時代。
    隠岐の島(おきのしま)というところに、一匹の白いウサギが住んでいた。
    ウサギは海の向こうに見える大きな陸地(因幡国〈いなばのくに〉)を見ては、いつかあちらへ行きたいと思っていた。
  • ある日、ウサギは海にサメがたくさん泳いでいるのを見て、あることを思いつき、サメに声をかけた。
    「ぼくたちの仲間ときみたちの仲間、どちらが多いか数えてみよう。
    きみはできるだけたくさん仲間を集めて、ここから向こう岸まで並んでおくれ。そうしたらぼくが、背中を飛んで渡りながら数えるよ」
  • サメは話にのり、集まったサメたちは向こう岸に向かってずらりと一列に並んだ。
    ウサギはさっそく、一頭ずつ数えるふりをしながらぴょんぴょんとサメの背中を踏み、海を渡っていった。
  • もう向こう岸に着くという直前に、ウサギはうれしくなってつい、「きみたちを騙したのさ!」と言ってしまった。するとそれを聞いたサメは怒り、ウサギを捕まえて、白い毛皮を剥いでしまった。
  • ウサギがひとりで泣いているところに、とある神様たち(八十神:やそがみ)が通りかかった。
    神様たちは八上比賣(やがみひめ)というお姫様のもとへ求婚に行くところだった。
    神様たちは「塩水を浴びて風と日光に当たりなさい」というので、ウサギはその通りにしてみたけれど、良くなるどころかますます傷がひどくなるばかり。ウサギは騙されたのだった。
  • 傷の痛みでさらにウサギが泣いていると、大きな袋を持った別の神様(大国主神:おおくにぬしのみこと)が現れた。神様は、先ほどの意地悪な神様たちの兄弟で、重い荷物を持たされて遅れて歩いていた。
    ウサギからわけを聞くと、神様は「真水で体を洗い、ガマの穂綿にくるまっていれば、必ず治るだろう」と言った。ウサギはその通りに休んで回復した。
  • ウサギは反省し、神様に感謝した。そして、「八十神は八上比賣とは絶対に結婚できないでしょう」と言った。
  • ウサギの言った通り、八上比賣は八十神の言うことは聞かず、大国主神を結婚相手に選んだ。
    このウサギはのちに、「兎神(うさぎがみ)」として崇められるようになった。

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※ストーリーは一般的に知られているものを元に、のびラボでの編集を加え作成しています。

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